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【2020年1月30日】わりかん保険から考えてみよう

《この記事の文字数:2,295》

サラッと読める

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どうも、chimonです。

 

今日は諸事情によりスマホからの投稿となっております…ちょっと見にくいところもあるかもしれませんが、ご容赦くださいませ…

 

※諸事情が解消したので、見やすいように見直しております。(1/30 23:45)

 

 

ということもあり、今日は軽めのエッセイにしておきます…笑

 

 

 

今日の朝の情報番組で取り上げられていたのが「わりかん保険」

 

 

ホームページはこちら。

p2p-cancer.justincase.jp

 

 

これまでのがん保険は、加入者が月々の保険料を支払い、がんの診断を受けたり入院したりした際に一時金、入院見舞金、高額医療費などを受け取れるというものでした。

 

 

これに対してわりかん保険というのは、加入者の中でがん診断を受けた人がいた場合、他の加入者で一時金を割り勘するというもの。

 

この仕組みでいくと、加入者でがんにかかる人がいなければ、理論上保険料ゼロになる場合もあるというのです。

 

 

あら、お得!

 

 

と思う反面、これって要するに相互扶助の根元みたいな話だよなー、なんて思うわけです。

 

 

そもそも保険って、みんなで支え合う的な考え方から生まれてるはずで…困った人がいたら、割り勘して支えるっていうのは、最も原始的でシンプルな保険ってことになりますよね。

 

 

実際、わりかん保険では一回きりの一時金が支払われるだけで、高額医療費や入院見舞金などのオプションは原則無いようです。

 

theシンプル!

 

 

番組でも取り上げられていましたが、現代の保険って、支払った保険料が具体的にどうやって使われているかが不明瞭というのは確か。

 

その一番の要因って、保険のサービスが複雑化したことにあるんですよね。

 

その点、わりかん保険は支払った保険料の使い道がわかりやすい。

 

 

若い人の保険加入率が下がっているということもあり、こういうシンプルな仕組みの保険が生まれたという経緯があるようです。

 

 

で、もう一歩掘り下げてみましょう。

 

 

実はこういう流れっていうのは、保険に限らず、社会全般にも押し寄せている波のような気がしませんか?

 

 

私が最近よく考えているのが、資本主義を前提に考えることが是じゃない時代が来ているということ。

 

 

貧困層が増えている、社会の格差が広がっている、平均給与が増えない…

 

 

こうした日本(あるいは世界中)で生じている問題というのは、お金が無ければ生活できない、下手をすれば幸せになれないという価値観から、永遠に抜け出せていないから生まれてくるものかもしれない、とも思うのです。

 

 

人口が増え、消費が拡大する一方の成長期ならいいのです。

 

日本もかつてはGDPの成長=人々が豊かになる、という方程式で成り立っていた。

 

 

でも、今やGDPや株価がどんなに上がったって、恩恵を受けられない人が山ほどいる。

 

 

そりゃそうです。

 

ある程度成熟した社会になればなるほど、色んな方向を見ることができるようになり、GDPのような一つのものさしで判断できなくなっていくのですから。

 

 

さらに、地方創生の文脈でも同じようなことが言えます。

 

みんなが一つの方向を向いている成長期は、多くの人が郊外に家を買い、そこから電車で都心に通うというライフスタイルが当たり前でした。

 

 

しかし、今や終身雇用が崩れ、フリーランスで働く人も増えてきています。

 

 

都心にわざわざ通う必要もなくなっています。

 

 

裏を返せば、地方にとっては不便が不便で無くなる時代がやって来ているとも言え、地方創生の可能性は限りなく高まっていると言えるのではないでしょうか。

 

 

ここまで書いてきたことって、実は冒頭で書いた資本主義の終焉を意味していると、私は考えているのです。

 

 

だって都心にわざわざ通わず、地方で好きに暮らしながら、テレワークで仕事をしている。なんて、もはやいくら稼ぐかが重要視されない生き方じゃないですか。

 

これ、さらに突き詰めると、田舎で近所の人が作ったお野菜をもらう代わりに、自分が考えた商品やサービスを提供するみたいな、新時代の物々交換的な発展もあり得ますよね。

 

 

保険と一緒で、今もらったお金がどういう流れで自分の元にやってきたのか、っていうのがボヤけている節がある。それが一対一に近いシンプルなやり取りだと、お金の流れが見えるので、やりがいや生きがいを感じやすくなる可能性も大いにあります。

 

地域通貨なんか、まさにその走りだと思うんですが。

 

 

わりかん保険と同様に、複雑化しすぎた資本主義社会に、原始的な物々交換が姿を変えて再び現れる、なんて面白いなあと思っているわけです。

 

 

私の夢は、その地域の名産品をブランディングして、地域経済によって資本を回す仕組みを作り上げること。

 

 

実際にそういった取り組みをやっている企業もありますが、もっとシンプルに直感的に受け入れられる地域創生の形を考えてみたいな、なんて思っています。

 

 

ちょっと脱線しますが、一昔前にツーカーってケータイありましたよね。

 

メールと電話だけのシンプルなケータイ。

 

削ぎ落とす引き算の美学みたいなのって、今のミニマリストに通ずるものがありますね。

 

 

習熟社会の日本だからこそ、資本主義の次の姿を世界に示す、壮大な世界初の社会実験の場みたいになったら楽しいだろうな。

 

 

とにかくシュリンクしていくばかりの暗い国って考えるより、世界最先端をいく実験場になったら、これから生きる若者も希望を持って過ごせるんじゃないでしょうか。

 

 

私はちょっと挑戦してみたいなと思いながら、色々思案してみようかなと。

 

 

 

だから、このブログ、リニューアル予定です。

 

 

ん?笑

 

 

では!

 

 

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chimon