【2020年4月19日】今日は二十四節気の一つ「穀雨」!〜穀雨小話〜
《この記事の文字数:約1,400》
サラッと読める
どうも、chimonです。
ということで、二十四節気おなじみとなりました「穀雨小話」をお送りしたいと思います。
それではさっそく参りましょう!
今回はかなりの小話なので笑、特に目次は設けずに進めていきます。
穀雨を中心に二十四節気の並びを確認しておくと、次のような感じ。
そう!これを見ると分かる通り、二十四節気で考えると暦の上で春の終わり、ということになります。
二十四節気の説明は、以前に書いた記事をご覧くださいませ!
himekuri-nippon.hatenablog.com
himekuri-nippon.hatenablog.com
一つ前の二十四節気である「清明」も記事にしていますので、合わせてぜひ!
himekuri-nippon.hatenablog.com
「穀雨」と言った場合、太陽黄経30度の日そのものを指すと同時に、次の立夏までの期間のことも指します。
2020年で考えると、立夏は5月5日。
つまり、穀雨は2020年4月19日を表すと同時に、4月19日〜5月4日までの期間も表しているということです。
穀雨とは「穀物の芽生えや生長を促す雨が降るころ」という意味。
この時期に降る雨のことを「穀雨春雨」とも言います。
実際、本州の太平洋側では冬に乾燥した晴れの天気が続いた後、春になって大陸の移動性高気圧と温帯低気圧が交互にやってくるようになり、天気が周期的に変わります。
と、急に天気予報士みたいなことを書いてみました。笑
東京管区気象台における過去の日別天気を見てみると、確かに4月ごろから梅雨に向けて雨の日の割合が増えていることがわかります。
こんなデータがしっかりあるんだなあ、と感心してしまいますよね!
ちょっと話は脱線しますけど、このグラフを見ると、東京でいかに「冬は晴れて、夏・秋は雨が多いのか」っていうのが視覚的にわかるんです。面白い!!
話を元に戻して…
穀雨という名前の通り、米をはじめとした穀物の栽培にあたってはとても大切な時期です。
ここで降った雨が田畑を潤し、ゴールデンウィークあたりからの本格的な田植えシーズンに突入するというわけ。
また、当ブログ的に注目したいのが、茶摘みのシーズン到来!ということ。
場所によって違いはありますが、時期の早い鹿児島で4月上旬あたりから茶摘みがスタートし、日本一の産地である静岡では4月中旬あたりから本格化します。
ちなみに、chimonの故郷・狭山は商業的な茶の栽培地北限に近い地域なので、ちょっと遅めのGWあたりから本格化。
「夏も近づく八十八夜」でおなじみの八十八夜は、5月初めごろ。
2020年は5月1日です。
期間で考えても、まさに穀雨にあたります。
そうそう、八十八夜っていうのは「立春から八十八日目」を指すっていうお話をしましたね。
himekuri-nippon.hatenablog.com
立春〜立夏は、1年の1/4=約91日ってことになりますから、八十八夜は必ず穀雨に含まれることになりますな。
このように、穀雨は農業的にとっても大きい意味を持つ時期なのです!
街を歩くと、新緑から深緑へと徐々に色が変わり始めるのもこの時期。
なかなか外に出られない日々ではありますが、二十四節気における季節の移ろいを噛み締めながら、ちょっとばかし緑の色なんかに目をやってみてはいかがでしょうか?
ということで、今回は本当に小話でした!!ちゃんちゃん。笑
▲ ▲
・ ・
▽
chimon